Skip to content

実施した調査等

人工知能(AI)分野産学連携教育構築のための調査

「人工知能(AI)分野教育」は新しい教育分野であり、その技術は進歩が早く、活用方法も多くの事業分野に広がっているため、国内外における人工知能(AI)の実態を把握する必要がある。そのため、今回の事業では下記に記す2つの調査を実施する。なお今回調査対象とする地域は、国内だけでは無く、海外の先進的事例も対象とするが、グローバルに展開する企業の日本法人、先進的な海外の技術、ビジネス利用を取り入れた国内のベンチャー企業、AIを地域産業に活用する取り組み事例などを調査することにより、日本における産学連携によるAI人材教育構築に資するものとする。
※現行の世界基準となる教育の質を保証する目的で実施し、下記の項目内容を調査する。

調査目的

  • 国家的なAI人材の育成に取り組むシンガポールにおける先進的な人工知能(AI)教育事例
    • 南洋理工大学
    • シンガポール国立大学など

両大学は、英教育誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)の「アジア大学ランキング2018」で1位と5位を獲得し、大きな存在感を見せたシンガポールの大学で、人口わずか560万人の小国ながら、国際競争力を持つ教育を実現させる政府の積極的な取り組みと研究分野や産学連携による「AI人材育成」で高い評価を得ている。
日本企業との産学連携も行われている。

調査手法

  • 文献調査(インターネット調査含む)
  • 聞き取り調査
  • アンケート調査等

調査項目

  • 人工知能(AI)教育環境、カリキュラム
  • 人工知能(AI)教育の学修成果の評価指標、評価方法
  • 人工知能(AI)教育に必要な教員知識・スキルなど

分析内容

  • 人工知能(AI)分野で育成すべき人材像
  • 人工知能(AI)人材が修得すべきビジネス知識、スキル
  • 人工知能(AI)人材が修得すべき技術知識、スキル
  • 人工知能(AI)教育の学修成果の評価指標、評価方法

成果にどのように反映するか

  • 人工知能(AI)教育カリキュラム基準の策定
    昨年取り纏めた「カリキュラム基準」を基に、標準カリキュラム、教材、授業方法の策定に反映させる。
  • 実証講座の実施(2019年度)
    策定したカリキュラム基準による実証講座を専修学校で実施し、カリキュラム基準の妥当性、企業等の求める人材像との整合性、実施にあたる教員の知識・スキルの検証を行うための実施プランおよび教員養成プランの策定に反映させる。
  • 実証講座を踏まえ、人工知能(AI)教育カリキュラム基準の策定、人工知能(AI)標準カリキュラムの策定、人工知能(AI)教員養成プランに反映させる。